2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

インスタントは時間規律ある場所で栄える

インスタントな商品・サービスとゆったりとした活動ペースの関係に強い相関関係がある。ホーチミン市やバンコク市に行くと人だかりを見ても、行列を見ることはほとんどない。そんな街中でも恐らく行列が出来る場所は、規律在る時間設定がなされている工場ぐ…

考えなくさせるブランド

ブランド構築というのは、消費者にあれこれ考えて判断させないようにする仕掛けなのだろうか。

ツートップのベトナム・タイへ再び

「当たり前」を巡る在り様には2通りあるように感じる。当たり前のことができていないから当たり前のことをする。また、当たり前のことでは勝てないから当たり前のことはしない。そして、「当たり前」という共通領域が狭くなっていることも現代の現象。仕事に…

吉野家の「でんぴょう」

来週からの今年最後のベトナム・タイ出張に備え、オフィスで下準備の後、数ヶ月に一度無性に欲しくなる3大飲食品コーラ、マクド、吉牛のうち、吉野家の磁場に引かれる。応対する店員は張さん。そして、初めて気付いたのだが、注文の伝票にはやたらと「ひらが…

来てみると、触ってみると違うということ

斉藤由多加氏がその著作の中で、「主観的であることと正確であることは、一見、相反するようですが、メディアを通じて私たちが知り得たことというのはすべて、誰かの主観を通しているものなのです。」と言っているが、「誰かの主観を排除するため」に現場に…

「ASEANプラス」

マレーシアとシンガポールが二国間の路線を政府系航空会社以外の国内格安航空会社に(わざわざ!)開放することを決めた。また、2015年の完全統合の前段階としてASEANはEUと同様の法人機構へ移行した。あと8年で完成予定のアジア経済共同体の最終目標は、モ…

GDP=@×#

企業は設備なり? #が減るから、@をあげましょう。研究開発費は右肩上がり。そして人件費は抑制圧力。なんか変。 統計は恣意、実感は行動 実感は接触頻度の従属変数。インフレは実感として進んでいる。家電より日用品の方が買う頻度が高いから。そして実感…

2通りのものづくり

iPod touchを手に入れる。明らかに日本のエレクトロニクス企業が作ってきたものとは毛並みが違う。もちろん中の部品は日本企業のものが圧倒的に多いのだろう。ただ、優秀な部品をただ集合させても出てこない、効率性を旗印に積み上げるという発想からは決し…

Bad communication

成長志向と現状維持志向の差? 軸はないのだが、自尊心を高めるために他人を見下げる人、自尊心はそんなにないのだが、軸はしっかりあって他人に対してしっかり意見を言える人。レジュメのスペックはほぼ似ているのに。この2人の差は一体どこから。 人は他人…

リアルな東京国際女子マラソン

今日は「生の目」でマラソンを観戦した。家のすぐ前が17KM地点と復路26KM地点だ。著名なランナーたちが通過した後は後続のランナーたちの息遣い、足取りが聞こえるほど、周囲は静かだった。現場に行かないとわからないことが多かった。野口選手が38KM時点に…

顧客内政治

政治とどう向き合うか 炎上するプロジェクトというのは2種類あるように思う。期待値と実際の成果物の差を原因としたもの、社内政治を原因としたもの。後者については社内政治からは離れるべしが原則であるが、事務局が社内政治の中枢、あるいは政治の道具に…

Richard Rumelt

多角化研究の第一人者のインタビュー・メモ7点 ・多角化は売上高の増加に直結するが、一定限度を超えた多角化は収益性(利益率)の低下をもたらす ・収益性の点から推奨できるのは、経営資源に共有性のある関連型多角化であり、非関連型多角化は経営成績を好…

どこにでもあること

将来の成長性と現在の収益性から成る「経済性」の異なる事業や顧客や商品を一つの企業がもっていると資金配分や人的配置において著しく社内軋轢が生じさせ、人事の評価方法のバラツキ圧力が発生する。そして、これらの現象が事業そのものの足を引っ張り、負…

コミュニケーションは回数につきる

コミュニケーションにはマメさが肝になったりするのかもしれない。

こことここを気をつけないとこうなっちゃいますよ

経営者は「今こうですよ」よりも、「このままいくと、こうなっちゃいますよ」という意見を求めていることが多い。結果的に手を打つのだから、どっちでもよさそうだが、前者の場合は『なぜそうなっているのか…犯人が誰だ!』と犯人探しをしかねない。そのよう…

強みに頼りすぎて

日本の資源の強みは人材にある、と思うのは結構なことかもしれない。しかし、それが強みと思うがゆえに人材のグローバル化が進まないとしたら・・・。市場が大きいがゆえに、グローバルな市場に目がいくのが遅れたというよく言われることと似ているのでない…

新しい風を入れる隙間

大まかな言い方をすれば、「課題はありませんか?」と聞くコンサル。既存の方向性と現状を聞いて、課題を指摘するコンサル。環境を俯瞰説明し、そこでの新たな方向性を提示して、現状からそこに行くまでの課題まで指摘するコンサル。最後の段階は顧客の既存…

こういう友人たちは有難い

仕事をした後、元職場の、筋金入りのグローバル感覚をもった友人2人と品川で飲み。日本企業のさらなるグローバリゼーションには何が必要なのか。 ・ 共通の言語領域で話そう(会社のクロスボーダーPMI火事場を切り盛りする友人) 皆の「なんとなく」の理解が…

ヒアリング・スキル

PMの用意したクライアント向けヒアリング項目の事前チェックをする。ヒアリング内容はクライアント、PJの目的、経営課題・打ち手に対する初期仮説、ヒアリング対象者などによって常にケース・バイ・ケースであり、カスタマイズされる。 ただ、どんなヒアリ…

営業

世界でも独占的な認識技術をもつハイテク企業へボスと営業。ほぼ顧客は市場で無競争状態。ただ、いつか競合が来る。やるべきことは今の強みがあるうちに、次の強みを作っておくことなのかもしれない。顧客は見えていないものに備えることはできない。だから…

元ボスの話

「石垣島商工会の人は、東京と同じ距離に、東京以上の人口を持ち、かつ平均賃金が高い台湾がある、と考えている。だからそこから人を呼び込む」と。法制度上、国境は以前グローバル戦略の前提条件であり、制約条件でもあるかもしれない。リアルな世界はフラ…

人は人

「結局、世間基準は当てにならない。それは本当ではないから」

「徹底的に早くやるしかない」〜DRAMという超汎用品

半導体業界は私の新卒後一貫して関わっていた業界であり、最初に配属された地方の営業所でも業界の代表的メモリー商品であるDRAMを扱っていた。今はその営業所は無くなり、私のいた企業もDRAMからは撤退している。そして、当時10社近くあったが、今…

劇場を外へ持ち出すメガネ

「テレグラスT4」というウェアラブルモニター式メガネを試す機会があった。約13万円の代物。うわっー未来が来た!というメガネ。T4という品番、もしかしてターミネーター4(実際は3まで)を意識した?お試しあれ。試さないとわからないから。