2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

デザイナーと経営者

偶然見た佐藤可士和氏を特集した番組より(「 」内は氏のコメント)「ビジュアル(眼に見えるもの)は強すぎて発想がそれに縛られるから、紙にアイデアのイメージを描かない」 ⇒これ(物)を作っていると意識しすぎると提供すべき価値を忘れる。「対象物の中…

「ドラッカーの遺言」

「年功序列はもはや障害に過ぎないが、終身雇用は残すべき。但し、人材の流動性の確保は必要。」という一文だけがなんとも気になる。日本企業の経営を礼賛して来ている著者も今後、年功序列だけはやばいと。ところで先日、半導体関連企業の主力サプライヤー…

予測と分析と意思決定

ライブドアショックを見て、人は ①これからどうなるんだろう ②なんでこうなったのだろう ③これからこうすのがいい の大きく3つの思考反応に分かれる。 そして③の部分が一番教材として使える。①②は③の手段にすぎない。

派遣市場の「成長のスピード」は中国と同じという現実

「我慢する成長」 ・人材派遣業界の04年度の売上高が前年度に比べて21.2%増の2兆8615億円になり、過去最高を更新した。 ・派遣市場は5年間で約2倍に拡大したことになる。 ・派遣先も前年度比17%増の約50万件。 ・人件費削減や外部委託を進め…

「ハンバーガーを待つ3分間の値段」(幻冬舎)

ハンバーガーを買うのに3分は並ばない、と思いつつ、題名に惹かれて手に取った。偶然の出会い。これはオンラインでは「まだ」経験できない。しかも、本の紙の香りがバニラ風味で素晴らしい。ちなみに私には新聞や本のインクや紙の匂いを嗅いで癒されるという…

よくわからないをわからないと判断しない機能

よくわからないものはひとくくりで考えるという脳の自己防衛機能ってすごい。

戦う姿

いきなりある会社が脱税して、社長が捕まる。それに加担した会計士が捕まる。そんなニュースは決して珍しいことでもなんでもなく、その翌日には忘れてしまっている。そしてそのニュースは前触れもなくやってきて、何にもなかったかのように(ホントに何もな…

Legacy〜いつか来た道

「中国の05年のGDPの実質成長率が前年比9.9%になったと発表。GDP総額は18兆2321億元(約260兆円)。6年間で倍増。フランスを抜いて米国、日本、ドイツ、英国に次ぐ世界5位になったと見られる。」(アサヒネットより)

口コミは「より」頼りになるか?

第三者の掲示板にある口コミ評価を覗くのは、あまりにも製品・サービスが多様化しすぎたため、自分の周囲には自分のこれと思われるその製品・サービスを使っている人がいないことがあげられる。 ①一つの仕事を済ませるまでの到達時間を短縮したい。 ②提供す…

「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

「お金で失う心がある」とものすごく本質をついたメッセージを隠しながら、同義をあえて「お金で心は買える」とエキセントリックに表現してしまう人の逮捕を見てなんとなくぱらぱらと読んで。営利の追求を敵視するピューリタニズムの経済倫理が実は近代資本…

大学入試センター試験

「初めて実施された英語のリスニングテストのトラブルが全国で相次いだ。実施前から関係者からその可能性が指摘されていたが、実際にトラブルに遭った受験生は不安を訴え、会場となった大学側は「申し訳ない」と謝った。」親たちが年収の28%(国民金融公庫調…

毒気

■Appleの修理サービス iPodシャッフルが故障した様子なので、修理サービスに電話した。今までに遭遇したことのない対応だったので紹介したい。 故障具合の調査とそれに対するソリューションを行ってもらった後、どうやら駄目なようで、5分間時間をくれという…

格差

本当に格差は広がっているのだろうか? そう仕向けたい誰かが増えた。そういう人の声が大きいだけではないのだろうか? 調べてみよう。 コニカミノルタ、カメラ事業から完全撤退 創業の事業をやめるってきっとサラリーマン(的)社長だからできるのだろう。 …

Old’s guard revenge〜FT Editorial Commentより

最近の時事英語を追っかけるべくちょっと勉強。Takafumi Horie has been a thorn in the side of Japan's corporate establishment since the brash young entrepreneur sought last year to take over Fuji TV, a large and sleepy broadcaster. Now, with …

阪神淡路大震災

11年前の今日、画質の悪いTV画面の中にいたるところで煙を出している街が映し出されていた。「日本・神戸」とスーパーが映し出されていた。

京都大学アメフト部監督・水野監督の講演録

アメリカにいた頃、当時名門Texas大学のロングホーンの試合を見ていたことを思いだす。 ・私が一番大切にしているのは我(われ)。 ・近年私が自我を出さなくなったこと、コーチの意見に耳を傾け選手の自主性に任せようとしたことが京大が弱くなった一因だと…

デザインという観点で商品を見る

デザインには3種類あるそうだ。①外観のデザイン②機能のデザイン③情報のデザイン。なるほど。 ①はまさに感性に訴える美しさを作り上げる能力。かわいい、きれい、かっこいいという感嘆が伴う。 ②は機能をいかに制約された場所に詰め込むかという設計する能力…

「センターピン理論」

「物事の本質を掴む」という言葉は、頭のよさを装う人々のための決め台詞になっている。実はそのように言うだけでなにかしら自分を陶酔させてしまう、あるいは何かの結論に達してしまったと思い込ませてしまう魔力があるのではないか。この言葉は、グッドウ…

2つの大変化!

その前に 現実だけど・・「いつもつながっていると、つながらなくなったときそれはもうドン底」 〜携帯でつなげられる子供たち 遂に抜きさられる経済大国・日本 ・中国での自動車販売、日本抜き世界2位に・2005年 中国汽車工業協会によると2005年の中国の自…

論理は直感の下部概念

やっぱり直感に頼りたい よく考えると「論理は直感の説明用の道具」だ。説明する必要があるとなぜか論理を使ってしまうのだ。なぜだ?説明用の道具には共感もあるのに。論理とはなにか他人の力を借りている居心地の悪さがあるのだ。コンサルタントがこんなこ…

意思決定の変質

仕事がら様々な人の意思決定を検証することが多い。そして、気付くのは意思決定の本質的な変容というのがある。それは、長期にわたって様々な便益を得るための意思決定に費やす時間が極端に短くなり、それに使用される情報というものがどんどん第三者からの…

人の手に負えなくなる世界の複雑性とスピード

そういう世界に間違いなく近づいている。自分の人生の意思決定は多くは人の意思決定に左右されていく世界だ。徹底的に抵抗してやる。

平等院鳳凰堂の面構え

京都の宇治市へ。ついでに源氏物語ミュージアムにも。 今年の私は春2年目。自問自答しながら道を開いて行く年。現状打破して成長していく人だそうです。春夏秋冬占いによると。源氏といえば平家。 『平家物語』の冒頭祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり…

残存者利益〜なぜ新技術ばかりを追い求めるのか?

海外戦略を立てる上で、古い技術で儲けるという発想がある。それは日本が国内需要を満たす上で最先端の技術を追いかけていくというどうしようもない磁力に引っ張られているという前提がある。古い技術は、日本の国内需要にとって古いということであり、決し…

何をしても結局はレッテルにつながる

何かをするぞ!と言うことは、その何かをしなかった時に行動しない人と認識される可能性が高いということ。「有言不実行だ。あの人は」 また「何か」のかわりに後から出てきた「何か2」をすることを選んだとき、気が変わりやすい人と認識される可能性がある…

仕事と遊びの間にある境界〜とある遊園地にて

世間一般の解釈では仕事がオン、その他の活動はオフである。がこれは一面的な見方で、何かのスイッチをたとえたものから来たものだ。その何かはまさに機械。人の生活を機械にたとえると、仕事はオンになり、その他の活動がオフになる。よく考えれば怖い。な…

昨年の総括本

昨年のThe best of the best booksは「箱-Getting out of the box」という本。自分に猛烈な内省を迫る本だった。 この本、まず手に入れるのに苦労した。絶版本だからだが。欲しくて欲しくても手に入らない。こんなに情報が手に入れやすい世の中になったのに…

還元主義の限界

「一個の分子について知りたいことをすべて学んだとしても、水の分子の集団が摂氏一度では液体になり、マイナス一度では固体になることは全く想像もつかないだろう。突然生じるこの状態の変化には、分子そのものの変化はいっさい伴っていない。分子間の相互…

少子社会をなぜ多老社会といわないのか?

少子化電子会議室404 Not Foundしばらくトップページにして百家争鳴の議論を見てみることに。こういうところを見ていて、意見を言っている人の思考世界の境界、つまり何が是で何が非か、という前提条件がよく見えること。そしてその前提条件が崩れたとき、こ…

未来のことを100%約束できる国家などないはず

「34歳の記者が社会保険事務所で年金の予想受取額を尋ねた。扶養家族はいない。今の給与が仮に続いたとして60歳で退職した場合、年210万円前後(65歳から受給)になるという。」(毎日新聞より)