初のゼミ

今日から初のゼミ(研究指導)が始まった。夕方6時30分から時間にして3時間。修士1,2年生、博士1年目で全10名が集まることになった。直近半年のスケジュールや指導の在り方、そして個々の自己紹介(職歴、志望動機、研究対象など)、一部教授によるレクチャーで初日を終えた。

一番気になったのは、先行研究のレビュー。先人の知的蓄積を紐解くのは気が重いが・・・。

そんな時、「イメージと現実は違う。(中略)イメージと現実を近づける方法はアウトプットとフィードバックの繰り返しが一番だと思っている」という将棋棋士による日経夕刊の記事が目に留まる。案ずるより産むがやすし、か?。まずはもがいてみるしかなさそう。

いよいよですが・・

事前教育が3月で終了。

全く素性が分からない複数の同僚5名とともに課題に取り組むグループワークが始まった。

そのような状況下で、出だしは自分はどのように振舞うか、そしてその振る舞いに対応する同僚からのフィードバックを得て、自らは元の振る舞いをどのように変化させていくのか、というのが悩ましいところ。

時間が経つにつれて、どんどんフィードバックが入ってくる

統計学からは逃げられない

事前学習と称したセッションが今週末2日間ある。テーマは統計手法と調査・分析手法。

いきなり仰々しい言い方だが、世の中(ではある事象が起きるという意味で)絶対はない。もう一方で、絶対ではないないけど、それが起きるのはどのくらい確からしいのかを確率という数的概念で説明することがある。ただ、この場合の確率は計算できるという前提がある。なんとなくとか肌感覚とか経験的に言って「確率%」というのとは異なる。この確率を随所に織り込んだ統計。

道具だけにたくさんあり、どういう場面でつかえばいいのかにまず迷う。道具の名前も規則性もなく、覚えづらい。かなり難解な、そしてこの課程では避けられない学問からスタートすることになった。

3月だけど実質スタート

今日から事前教育という名目でコースが始まった。朝10時に前期課程24名が集結。学内ネットワークへの接続の確認に始まり、最終的な就学手続き資料の提出、自己紹介などで時間が過ぎ、午後のメインは研究指導担当者への割り当てが行われた。私はかねてより関心のあった組織論の准教授に指導を得ることとなった。

ここで会った23人とは長い長い付き合いになると教務担当の教授が言う。という意味では長い付き合いが今日始まったということ。急ぐ必要はなく、ゆっくりと進みますわ。

入学に向けた動き

入学に向けての動き

まず、ハローワークから「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証」(26文字!)が届く。この資格者証を申請するために、キャリアコンサルタントとのキャリアコンサルティングも初めて経験した。

そして、大学院から学生証交換証、宣誓書、入学許可書といった書類がオンラインで届く。もう紙ではないのだ。数十年前の1回目の学生の時とは隔世の感。さらに何年かすれば、さらに何かが変わるのかもしれない。

最後に、大学院で使用できるメールアドレスも設定され、システムに入れるようになった。

2冊の本

博士課程に進むという考えに影響を与えたのが「41歳の東大生」と「定年後にもう一度大学生になる」という2冊の本。私の近くにはこういうロールモデルがいて・・・と言えればもっともらしいのだが、そうではなく本。

この2冊には、今の経験としての勉強が主に描かれており、将来のための勉強ではない様子が描かれていて、とにかく2人とも楽しそうなのである。

そんな歳で大学に入って勉強してどうするの?という偏見があるからこそ、本の内容として差異化できるのかもしれない。どんな歳であって大学や大学院に入ることが社会通念上「普通」ならこのネタは本にはなりにくい。

この歳になってやりたくない勉強などしないし、やりたい勉強だけする。年を取るとわがままに勉強できるということかもしれない。

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