2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「会社は頭から腐る」(冨山和彦)

修羅場でこそ人の本質が露呈する、人はインセンティブと性格の奴隷と。人を責めずに仕組みや立場を責める氏の視点はどこか優しい。外から「頭」を支えることを生業とする自分にとって本質を突く文言がちりばめられている。久々に猛烈に人に推奨したくなる本。

After event reviews with my boss

プリンシパルであるボスと2時間(いつの間にか)話し込む。今やろうとしていることに私利私欲が働いていないかということを軸に動け。人に何かをして、結局最後に自分が痛んでいるならば、損得勘定だけが先に働いている証左だと。

Failure sucks, but instructs

いろいろ雑務。8・9月の予定が見えたところで投票所へ。議会制民主主義というのは、投票によって政権政党に危機感が与えられるという点では極めて健全。ただ、危機感というのも、今後生きていく長さに比例することが多いから、一律にすべての人にとって同じも…

空族館

水族館。 人間も含めて、陸に生きとし生けるものは、海に生きるものに比べて圧倒的少数であること感じさせられる。海にはまだまだ未知が多いと。 約8,000匹のマイワシの大群が竜巻上にうねり泳ぐ様が水の透明感と相まって美しく映え、思わずめったに使わない…

ないからか、あるからかの2つ

宿題を抱えての帰国。市場参入のタイミングは見方によって180度異なる判断ができる。つまるところ、需要がないからその需要を作るのか?、需要があるからその需要に乗るのか?の2つの論点を参入前に顧客側に議論をしてもらうことが必要になる。さて週末は宿…

新しい時代

西武+そごう+イトーヨーカ堂+セブンイレブン、阪急+阪神、大丸+松坂屋、そして三越+伊勢丹。ここ5年で一気に起こっている新しい時代への動き。「そんなことは起こるはずがない」。人なら誰しもがもっている思い込み。新しい時代には足かせになる執着心…

海外同行時のもう2つの狙い

海外市場へお客さんと同行する時、視察の仕事上の目的以外に2つ達成しなければならないことがある。それは信頼関係を深めること(これは特に視察だけに限ったことではないのだが)。コンサルティングという「人」以外に、代替する商品・サービスが存在しない…

As global as possible, as local as necessary

今回もクライアントと同行の上海。日本国内だけでずっとやってきたクライアントを、グローバルな思考、つまり自国をひとつの市場単位として考える思考から複数の国をひとつの市場の束として考える思考へ持っていく一つの方法が現地視察。とにかく目に焼き付…

明日から上海

スティール・パートナーズが高裁に「濫用的買収者」と断罪されたが、英語では「abusive acquirer」とIHTにあった。Abusiveはchild abuseとかのabuseと同じ語源。濫用的という言葉もそうだけど、abusiveというのもとてもえげつなく手厳しい表現。明日から週末…

人口減少=過剰の淘汰

「過剰」の部分はどこへ行くのか? 人口減少によって起きている現象は、つまるところ、「過剰」が淘汰される、ということ。 バークリー音楽学院は才能の巣窟 他の才能と比べたら自分を見失うほど、ものすごい奴らが集まっている場所。そこでは自分と他の才能…

知識過信病

①お客さんの目線に立つための現場体験が必要な理由 それでも知識は、自分の力ではないのです。頭で覚えた記録や他の人の実績は、自分の立場でやってみて体感し、理解しなければ力を持たない。知識を知恵にするまでのその差は本当に大きいのですが、その距離…

変化への抵抗と変化の胎動

今がいい、と思っても現状維持を望んでも、自分の足元の環境は変化を要求してくる 変化への抵抗を始めたときが崩壊の始まり(詠み人忘れた) 労働市場における「不可逆な変化」への胎動 パソナは派遣社員に対する交通費支給を6月に制度化した。対象は一部に…

2つの内なる敵

自己顕示欲と保身、社内でも顧客の前でも、これが大きく出るとコンサルタントとして大きく躓くことになる(ボス)

The No Asshole Rule

The Knowing-Doing Gapのロバート・サットン氏の最新刊。嫌な性格の伝播が企業に与える損失ついて。

単なる投資=単なる金儲け

我々の真の目的は、単なる金儲けではありません。(米国カーライル・グループ共同創業者David M.Rubenstein)

使わないものは老化して崩壊に向かう

潜る、潜る、潜る 朝早かったせいか、あまり人がいないジムの静寂の中、泳ぐ、いや潜る(が正しい)。30分後には、水中の体は地上にない抵抗力に晒されていることを物語るようにグッタリ。その分昼寝も心地良い。 『人は「感情」から老化する』を読了。 肉体…

必ず理由がある

-ストレス耐性が試される 相手には必ず理由があるはずだから、それを相手から聞くまでは、決め付けること、自分の事情だけを伝えること、この2つをやっていけない。理由を聞いてからだ、何を伝えるかを決めるのは。(ボス) Routine work doesn’t make me su…

Great Question

Great question to older generation 今まで生きてきて学んだことの中で、もっと人生の早い段階で知っていれば、もっと自分の生活はよりよいものになっていたと思われる教訓は?

上海にて

知力は体力があってこそ これまでにないほど揺れたANAでこれまたひどい土砂降りの上海へ。しかし、リニアを降りて傘を買った5分後にパタッと雨がやむ。晴れ男(?)が裏目に出る。行き着く暇もなく、現地パートナーと打ち合わせ。中国語の会議はやはり疲れる…

ロング・リスト立ち上げ

東京に来てから、やらねばっーとロング・リストに載せていたこと2つを一気に同時立ち上げ。来週の中国出張からまた次のPJが始まるため、PJ谷間の先週、準備を済ませる。SpanishとSwimming。兎に角オフィスの近くで。PJの忙しさに対抗するには、別次元の忙し…

やっていることをやられている

不動産業界関連へのPJ営業に同行。「金さえ払えばいいんだろう」そういう勘違いした傲慢な態度満載かつ潜在的クレーマーとも見られるこのお客さんは、世間では優良流通企業の関連企業。セグメントという形でこの顧客がやっているように、「自分たちも選ばれ…

問題集は1冊だけ

いろんな問題集を買うと勉強したように思えた高校時代。でも実際はそうじゃなかった。くたくたになるまで解き込んだ数?問題集、たった1冊が実は役に立ったのかもしれない。 初心者には地図を与えること。知識をどこに収めるべきかの地図を。全てを一つの体系…

答えてはいけない時

「お茶」といってお茶がすんなり出てくる家庭は多分減っているのかもしれない。お茶といわれたら、お茶をおいしく入れる方法を教える。お茶といわれたら、お茶にはいろんな種類があることを教える。お茶といわれたら、私がいなくなったら誰がお茶を入れるの…

コミュニケーションという地味な活動

組織内にある人のエネルギーみたいなものは、外に向いているとき、内に向いているときがある。内に向すぎている組織では、人同士のコミュニケーションという最も重要だが、最も亀裂の入りやすい所にそのエネルギーのようなものが溜まってくる。そこからだん…

ベトナムとDrucker

人口減少は周知となった。ではNEXT10YEARSでやってくる不可逆な変化ってなんや? すでに起こってしまい、もはやもとに戻ることのない変化、しかも重大な影響力を持つことになる変化でありながら、まだ一般には認識されていない変化を知覚し、分析すること