事業計画には賞味期限がある

事業計画というのは、いろんな形があります。その分だけいろんな説明本があります。事業計画を「作る」のが目的、あるいは惰性の年中行事なら「そのシート」を金科玉条のようにして「埋めればいい」。しかし、たいそうな時間を費やして、「埋める」目的ではないはず。
そして                                                
①事業計画というのは、計画期間が始まってから「達成できていない時が賞味時期」で、ある月から累積比で達成ができなくった時、その賞味期限は切れます。
                                                    
賞味期限が切れるというのは、「誰も関心を示さなくなること」を言います。
というのも、累積で達成ができていない事業計画が再度達成する確率はほぼないからです。(数値を出したいけど職業倫理上だせません。)
                                                    
余談ですが、賞味期限がなくなっても、賞味期限があると最後まで思っている人が最低2人います。社長と「なぜか現在の職責以上に目標にコミットしている人」です。(これはあたりまえか)

最後に、事業計画を立てるときの要諦は、
②ネタを探さないということ=積み上げないこと
ネタというのは将来不確実なもので、そのようなものはひどい言葉を使えば、願望に基づいたでっち上げ、と大差がありません。
                                                    
事業計画を立てるときは、事業計画を「達成させない要因」を最低30個列挙することの方が大切です。しかしながら、それへの対策にも限りがあるのです。
                                                    リスク(計画とのぶれ)を徹底的に考えておくことで、呆然とすることは完全になくなります。

しかし、事業計画が達成される保障など実はありません。

事業計画は「いま手元にあるけど、見えていないもの」(つまり、今考えうる、計画を邪魔するブレる要因)が計画が始まったとたんに現れて、計画を一つ一つ引き抜いていく「前の状態」でしかないのです。
                                                    
計画は積み上げれば、根拠のない願望の塊になり、そこで賞味期限を迎えます。これが2つ目の賞味期限です。(賞味期限が2つあることに対する変な感覚は無視してください。)

でも、しかし、それでも事業計画を達成する保障などありません。