製鉄所見学

とある千葉の製鉄所に見学へ。製鉄の現場は人生史上初めてだ。経済ニュースなどで、オレンジ色の鋼が流れているあのシーンを実際に見てきた。この現場はエレクトロニクスの製造現場よりもっともっと川上の材料領域。日本国内には全部で15の製鉄所があるそうだが、ここの規模はちょうど真ん中ぐらい。といっても、東京ドーム176個分の敷地面積。そうなるとさすがに休閑地も目立っていた。意外だったのは、熱間圧延という鋼を伸ばす工程で、この鋼が「時速100KM」で流れているということ。速過ぎ。0.1mの薄さにまでできるというほどの最新鋭の設備を持つが、やはり見た目はどうしても「20世紀の主力産業」という感がぬぐえなかった。