アプリケーションが行動なら、OSはなにか?

  • 会社の派遣社員の女性同僚たちと昼飯

振り返ると、ほとんどやっていなかったことだ。
明らかに、自分の知らないランチの場所を知っている。
明らかに、自分の見ていない会社の現象を感じ取っている。
重要な経営資源(また、コンサル用語かよ)っていうより、純粋に面白い。

  • 日米の競争に対する考え方の違い〜より速くかより違うか

録画しておいてMIT教授石井裕氏の番組を見た。
そういつの間にか、理解できないもの(言語的にではない)=変、という公式が頭の中に刷り込まれているのだ。
そして、差別化することで周囲から受ける嫉妬を乗り越えなければならない大変さもあったり。

自分のやってる分野や研究が、周りから理解されないことはあるのか、と伺うと、
「ありますよ。でも、理解されないのはかえって、しめたもの!理解されないということは、アイデアがゴミか、あるいは、先を行き過ぎていて誰も理解できないか、どちらかだから。もし後者だったら、スゴイでしょう!」
うーむ、強い。海外でもまれている人は、いつもここが違う、と思う。みんなと同じでは決してダメなのだ。私も海外に暮らした事はあるが、「“出る杭(くい)”でいなければ、存在自体ゼロ」という感覚は、高校のクラスルームでだって感じられるほどだった。「同じで優秀」よりも、「変でも違ってる」方が評価される社会に居ると、人間変わってくるのだ。(住吉アナ)

  • 『鷲の人、龍の人、桜の人 米中日のビジネス行動原理』(キャメル・ヤマモト)

「キー・コンセプト」という言葉がある。
難しいお話を、たった一つの言葉で、その全体を説明してくれるような言葉。
コンサルティングの現場では、「複雑さ」を一つの言葉に集約して、聞き手の理解を助ける場面が多い。それはメタファーの時もある。ただ、複雑な事(気持ち)を説明するのに時に言葉は邪魔だ(なんだかまた恋愛ネタか?)。できればわかりやすい一言で絞めたい。
内容はアメリカ人、中国人、そして日本人の行動文法をわかりやすい「集約語」で論じたもの。
そして著者の問題意識の核は以下にある。

「個人の力によりがちなアメリカや中国と競争していくときに本当に使える日本(人)の強みは何か?」

そして、暫定的ながら、

「人の力の和をもって結集する「場」がもっとも現実的な強みです。(中略)日本人が国際的に活躍できるかどうかは、場の発想を広げられるかどうかにかかっている。(中略)日本的な場において、アメリカ的な基準(基準設定能力)と中国的な人間関係(関係構築力)を生かすことが必ずできるはずです。」

と結論付けている。