著作権

  • 自分のもの!と主張する

「著作権に対する意識が低いのはなぜか?」と研究支援センターの某女史に何気なく聞いてみた。「それは、権利を主張する人がいないから」と。著作権というのは自然発生するもので、どこかに登録とかするものではない。この点、特許権とかとは大きく違う。ただ、それは自然発生するってことをどこかで教育として受けていないからではないか、とも思うのだが。「ビジネス著作権検定」(「著検」)なるものもあるそうで、いま彼女は一級の勉強中だそうだ。ちなみにコンサルティングのアウトプットの著作権は会社にある。うまくできているなあ。

  • 実は関西人に多かったら、面白い

内田和成氏がこう述べている。

コンサルタントにとってプロジェクトが売れた時や、プロジェクトの最終報告がうまくいってお客さんが満足してくれた瞬間はとてもうれしい。しかし、実はこれは顧客が一番うれしい時とは違っているということは、長年の経験で私も実感している。
では、顧客が一番うれしい時がいつかと言えば、それはプロジェクトの提言を実際に経営や現場で実行に移して、それがうまくいき成果を上げた時である。コンサルティングが成功したかどうかもそこで判断すべきである。ちなみに、こうした顧客の成功を喜びと感じられるコンサルタントは長続きする。
しかし、私は顧客のトップがもっとうれしそうにする瞬間を知っている。それは、自社の社員がコンサルティングプロジェクトを通じて、明らかに成長したことをトップが感じ取ったときである。

最後の瞬間ってよくわかる。実はお客さんの中で一番変化が現れたりするのは、事務局の人だったりする。それを社長が認識しているかどうかはしらないけれど。そして、その人になんかいろいろ盗まれているのだ。でも盗めるものがあると思ってもらえるのは光栄。ネタが尽きないよう日々精進である。