ディスカッション・パートナー

旧知と飲む。報告会に向かっているため幾分抑え目の飲み。で、悩み、課題、10年先、足元、顧客、グローバリゼーション、理想像、ビジネスモデルなど友人と集まって詰めて話すには相当お硬いテーマを、全く異なる第三者の立場として経営層とディスカッションするという、ディスカッション・パートナーとして価値が求められる。ただ意見を交わす、考えを聞く、というだけにとどまらない。常に気をつけていることは、どこかで必ずプレッシャーを与えること。それは威圧的なものではなく、相手にギューっと集中して考えてもらう機会を作るといった方がいいかもしれない。ディスカッション・パートナーの役割は議論で勝負することではない。相手の頭の中にあるモヤモヤやウダウダを見える形にあぶりだすこと。相手の頭にない視点に気づいてもらうこと。また、相手の顔色をうかがって話すことが最も罪悪となる役割だ。そして最後に、最も難易度の高いものとして、相手のザラザラとした心の荒を受け止めるという役割も必要。今の自分では遥か彼方にの水準だが。あくまで自分は黒子として支える立場なのだということも忘れてはいけない。