「Fail-Safe」

シドニー・ルメット監督の代表作。最後の結末は「!」。フェイルセイフは「失敗しても安全は守られるための備え」という意味。人間は失敗する、機械は壊れる、そういった事を当たり前の前提として捉え、それらに対する予防策を講じておく「謙虚な姿勢」がいかに大切かを示唆している。「Bの世界で当たり前な事Aを当たり前でない」として認識するには、2つ大きな方法がある。ひとつは「Aが明らかに当たり前でないCの世界に行くこと」と「Bの世界にいても、Aを当たり前でないと考えるもうひとつの自分をもつこと」。後者は相当訓練しないと難しい。ただ、前者は誰にでもできる。海外に行って日本と比較する。他業界の事例で自分の業界を比較してみるなどなど。