在るものか、それとも作るものか?

エビちゃんと全く同じメイク・服をしたためても、エビちゃんにはなれない。せいぜい、エビちゃんに近い存在になったという錯覚と自己欺瞞があるに過ぎない。そして、ある日突然「自分の個性が在る」ということに気付いた瞬間、今までのまねる行為があほらしくなるということがある。それが自分らしさに気付く瞬間。最近人のマネをしない職場の若手が多い。マネをしないと兎に角「型を作る」までに時間がかかる。「型を作る」のに時間を掛けているほどこの業界は遅くはないのだけど・・・。どうやら人の真似をしない理由は自分らしさがなくなるということを恐れてのことらしい。心配しなくても、個性はもともと在る。決して作るものではない。どんなに人の真似をしても、自分らしさというものはついつい出てしまう。