唯一判っている、そして絶対不可欠なリーダーの能力は自己認識力

元HP CEOのCarly Fiorinaの講演を聴く。昔、自分も住んでいたことのあるテキサス州オースティン出身らしい。テーマは「変化」。自分の半生を語るというのは、客観的な自己認識にはいい機会なんだと思う。あるいは、過去の自分だからこそ客観視できるというのもあるかもしれない。過ぎ去った時間が自分を客観視できる余裕を与えてくれる。では、今の自分を同時進行で客観視できるか?これが本当の現場では試される。
「自分のことは自分が一番わかっている」という半分正解、半分誤りの言葉は暗黙の世に跋扈しているようなきもする。(もちろん自分の事を決めるのは自分なのだが、理解となると・・・。)どこかのエッセイかは忘れたが、Stanford GSB顧問委員会の75人がほぼ一致するに至ったという、リーダーが伸ばすべき最大の能力は「自己認識力」(自分を客観的に理解する姿勢)らしい。自己認識力とは、自分が何物で、何が足らなくて、どこへ行こうとしていて、何に影響を受けやすいかなど、「自分のことは自分が一番わかっている、という言葉」に常に挑戦し続ける姿勢。結局、自分はあまり物を知らないという認識から始まる飢餓感が必要。Hungry?