いろんな人

世の中にはいろんな人がいる、と意識の上は理解していても、「そのいろんな人」とあって衝撃を受ける体験は絶えることがない。そこで再認識するのは、自分の持つ、人との「遭遇経験」の少なさ。つまり、世間に対する視野の狭さである。「あの人は変わってる」という感慨は、いままでそういう人に会ったことのない自分の住む世界の狭さであり、その未経験人への対応の準備のなさを表しているに過ぎない。要はまだ何も知らない自分をさらけ出しているのと同じことなのだと自分に対して思う。