肝は販路

特定国への進出戦略上、最大の課題になるのは、メーカーの場合特に、販路、販路、販路。日本企業は物を作ることには自信があって、あるからこそローカルメーカーと同じようなレベル感の製品は売りたくない。そうすると必然的に高付加価値品という流れになるから、対象とする顧客数も少なくなる。結局、世界の需要が伸びようが伸びまいが、日本企業が目指すのは、特定国のUS$3,000前後以上の所得を持つ「中産階級」などではなく、さらにその上の層になる。