週末棚卸し

  • 「Unfair」と「不公平」は違う、ということを今一度復習。

あまたある英和辞典の責任ではないだろうが、Unfairは不公「正」という意味。ざくっと言えば、これは主に物事の意志決定プロセスを指して使われる。「そのやり方はunfair」と。一方、不公平は意志決定の結果を対象として使われる。「皆にとっては、不公平な結果になる」と。

  • 「そんなの不公平!」でいいと思う

世界中のあらゆる国で、男は女よりも寿命が短い、つまり早く死ぬ、と日経夕刊に。
育児休業取得率:女性約90%。男性1.6%(厚生省調べ)とはどうも関係がない。

  • 「皆にFairなシンガポール」を真似る国:UAE

一橋大が経営管理コースの教員をアラブ首長国連邦へ派遣するらしい。慶応大も、米国はジョータウン大やミシガン大も。INSEADアブダビへ小規模ながらキャンパスまで作って(もらって?)。世界から先生をかき集めて中東のハーバードでも作るのか?の勢い。これらはすべからく都市国家シンガポール・モデル(と出張時にドバイで聞いた)。ただ、自国に確固たる産業がないという点はその経営教育の成長において障害になると思うのだけど。ドバイならロジスティックスと金融とかいいかもしれないが。それとも、もうそんな時代ではないのかもしれない。国境越えてその国へ行けばいいじゃない、というだけのことかもしれない。

  • 世界の会計ルールは「ほぼ」国境を越えた

米国が2014年以降国際会計基準受け入れ、と。日本は外堀を埋められたので、論点は「いつ」日本は導入?になる。さて、経理の方々お勉強が大変になります?というか、実務レベルでは想定内と聞いたが。

  • 「いつ壁に?」がようやく

世界最薄のテレビの厚さが23ミリ→9ミリとなった。何十年も前に松下幸之助翁が言っていたことの一つがようやく射程圏内に入った。でもそれを先に実現したのは松下ではなく、インドにおいてもプレゼンスの高かったソニー。ここで、TVの「川下流通」に少し変化が起きてくることは自明。理由は薄さ9ミリのテレビは消費者ではセッティングしにくいから。さらに次の製品開発に関する論点は、「タッチパネルというインターフェイスと壁テレビのリモコンはどう折り合いをつけていくのか」。ただ、個人的には「非タッチパネル(?)」の登場を期待している。