競争力減退につながっている2つの過剰

「機能の過剰」と「設備の過剰」という2つの過剰は、グローバル市場ニーズとのミスマッチと国内デフレを通じて、企業の国際競争力を損ねる。「このままでは製造業は生産を減らすか、海外に出ていくしかない」という考えをためらわせるのは雇用であり、常に雇用がネックになるのは、新規事業が少ないことと雇用の流動性が国全体において足りないことの裏返し。