認められることしかしない?
- 成果主義の本質は、評価され、認められることしかしない人間を量産していること。
- 面倒なんです。
「文化ってめんどくさいものなんですよ」と阿川さん。
義理チョコとか、お中元・お歳暮とか、いろんなもの。
全部めんどくさい時もある。
なくってもいいのにと思うこともある。
だけど全部文化なのだ。
文化は人をつなぐ。
文化なんてものがなくなってしまってしたら、
きっと味気ない「効率」だけが残る。
人はつながらなくなる。
乾いた空気だけになる。
皮膚がカサカサになる。
皮膚こそがしあわせを感じる最大の感覚なのに。
赤ちゃんのほっぺ、つないだ手、Hugしたときの力強さ・・・
この15年で、会社の受付から受付嬢がいなくなって、
そこまではやむを得ず百歩譲ったとしても、
花瓶に生けた花までなくなる。
それって風情ゼロ。
コスト削減の要諦は、削るものを探すことではなく、「削ってはいけないもの」の見極め。
文化ってあるべくしてある。
そして、なくなるべくしてなくなる。
効率主義的経済性でなくすものではない。
そして、経済主義的合理性でもって育むものでもない。
だって、ただ、あるべくしてあるのだから。