職探し編1

ようやくネット環境が整った。今日から巡航運転開始。
まあ今回の東京訪問では、ヘッドハンティング会社と人材派遣会社なるものを計5社回った。よって実際の会社との面談ではない。本番は来週からである。

この人材売買業界ホントにピンきりである。
正直言って5社の内3社には失望した。そして1社はすごいと思った。

その1社の人とは2時間(他の会社は1時間ぴったりで終了)しゃべり倒したのだが、話はお互いの経営論まで発展して、すごく突っ込んだ話になった。

海千山千の同業他社がひしめくこの業界。この方実際には人に会うのがほとんど夜ということで、体力的に大変というお話を伺った。

ブティック型であり続けたいとおっしゃっていたが、どうやって拡大・成長することへの誘惑から距離を置いているのだろうかと不思議に思った。

成長という企業にとって、もう理屈ではない本能レベルに達した欲望あるいは必然性と一定の距離を置きながらそして食っていけるだけの収入は得なければならない。

成長は悪いことではない。でも成長して失うことがある。それを失ったがために、その会社の大切な部分が壊れていく。成長を急がす、我慢しながらゆっくり成長することへの耐性、それを支えるのはこの共同経営者の哲学や信念でしかないような気がした。

”この会社らしさ”というのは、すべて変えちゃえ的な風潮によってあっけなく流されていく。

もう収益と資産の面でぼろぼろの会社はそうはいってられないけど、”らしさ”を失わない程度の変化こそが必要なのかも。
やはり、何を変えてはいけないか、を最初に決めることはすごく大切なんだと感じた次第。

でも成長の誘惑って強いからなー、とも感じた次第。