改革、チェンジ、変化。。。。

東海地方のローカル番組であるが“渦の中〜名古屋大学病院改革500日〜”というドキュメンタリーを夜遅く見た。2004年4月に国立大学法人となる名古屋大学病院が、「収入を上げ、経費を削減し、赤字を解消する」という改革をつづるレポート。言ってみれば、民間企業が普通にやっていることをやろうという試みである。

自分の手術が毎回赤字であることに初めて気づく医師。稼働率・回転率が低く、ほったらかしのベット。
純潔主義の教授選考委員会。末端まで行きわたらない新方針。人手不足で教育する余裕さえない忙しさの看護部。

みな、変わらなければという思いは強いのだが、それぞれの部門現場の都合からくる言い分と変化した“後の方向”を巡って、それぞれの人たちの考えがぶつかり合う。多くの場合、“優先順位のつけ方”においての衝突である。

ゆっくりとしか変化は進まないが、みなが思っていることを論議するのは健全なことだ。もちろんここで個人間での感情的しこりを残さないということが、それぞれの個人にとってもその成熟度を試されるところでもあろう。変革といった言葉が当たり前になってしまったこのご時世。この病院、4億円の赤字解消を達成することになってひとまずは目標達成した。変わることに成功する会社、失敗する会社を分けるのは、いったい何なのだろう?

今日のメモ
ERPは金とモノ。CRMは人間関係とビジネスプロセス。SCMはモノと時間を管理するための道具。(もちろん相互に重複しているけど)