賞味期限

週末、春節休みで中国から帰国している人を交えた飲み会が2組あった。それぞれ元いた異なる会社の同僚達だが、共通していた話題は①会社②株③家族の3つ。全員が30歳から35歳のレンジに入っていて、それなりの会社での実務上のポジションを占めて来ており、悩みも様々。社内でのキャリアを形成する軸がスキルの時代から、社内での政治力や身の処し方が競争力を決する時代(年齢期間)の入り口に入りつつある面々もいた。35〜50歳までの間は雌雄を決する「魔の15年」とも言われるが、今は恐らく50歳ではなく、45歳以下であろう。働かなければいけない期間(定年までの時間)は伸びつつあるという大きなトレンドの中で、社員の企業内賞味期間はどんどん短くなっているのが現状だ。話の中で、「止める」「辞める」という言葉をよく発したし、よく聞いた。賞味期限が短くなっている。これと思っていた社員が辞めていく社員が「増えている」という話を聞いて、社員が企業を見定める嗜好期間も短くなっているのかもと思った。