事業観=「会社の全体像」を眺める

  • 年末だからこそできること

昨日、実家に帰って、某製薬会社で研究開発をやっている高校時代からの友人と飲む。MBA的な知識を勉強したい、と。
①ファイナンス・会計、②マーケティング、③人材、なんだと思う(ものづくりしている人にとって)。
自身はMBAに行ってそういった知識は勉強したが、はっきり言って忘れている(本当に!)。
小さく始めるポイントは以下。
①自社と他社の有価証券報告書をテキストとして使う。
(自身の会社が上場していない場合、好きな業界の3社を選ぶ)。
②「実際の自分の仕事の問題意識」を持って「専門書以外の、自分の好きな書物」に徹底的に触れる。
③頭に浮かんだ課題はノートに書いてみる。

具体的にどう使うのかは書けないけど、これ以上の習慣なんてそう簡単に身につかないの明らか。「少なく、絶えず、長く」すること。地味なのだけど、1年続ければ人との差はなぜかつく。準備の本質は、「前もって」。その時が来てからでは遅いのである。あーやっておけばよかった、という人結構います。どう考えても、「実際にやる人の方が圧倒的に少ない」のだからやった者勝ちだと思うのだが。日々忙しい人が長期的に自分のことを考えられるのは、年末の特権かもしれない。そう思う飲みだった。

  • ない状態

ネットとつながっていない実家の環境で考えること
「家から最も近いブックオフはどのあたりにあるのか?」
こんなこともネット環境なしではわからない。
(ネットなんて全く関係のない世界で生きている)親も知らない。
そして、電話帳で見つかった。が詳細な場所は電話をして聞かないとわからない。
ネットがないとわからない世界がある。
一方で、ネットがないから判った世界が思い起こされる。

だから、敢えて、というか、せめて実家ぐらいにはネット環境を整えない。
「ネットがない」という状態でアイデア体質になれる貴重な場所が実家だ。
だまっていても、ネット環境は「ある」ものから「持ち歩く」ものへ移行していくのだろうし、そのトレンドは07年3月にはイーモバイルアイピーモバイルが定額データ通信を始める予定だし、09年には動画像を光通信並みに送受信できる「スーパー第三世代」規格が世界規模で始まる計画からも読み取れる。なんだか、複雑な世の中。