産みの苦しみ、とタイプしようとしたら、海の苦しみ、と

  • 眼を見ることで何かを確認している

ベトナム市場のPJ。ただ、現段階では専ら現地と電話でのコミュニケーション。面と面で会ったことのない人とのやりとりにはやはりなんとも不安が付きまとう。まあビジネスだけのことではないのだろうけど。

  • 「人を賢くする道具」(ドナルド・ノーマン)。

認知心理の視点からのデザインを語らせたらこの人の右に出る人はおそらく居ない。より著名な「誰のためのデザイン」は一度紛失、2冊目を買ったほどのお気に入り。世のあまたあるインターフェース(取っ手とか、イヤホンとか、スイッチとか人間のいろんな体部位との接点があるもの)をばっさばっさと斬っていたのは痛快。昔ロジック、今直感みたいな流れになっているけど、底辺にあるのは「納得」できるかということ。ロジック・数字でしか納得できないクライアント、直感を絵や現物で説明して納得してくれるクライアント。どちらでもない場合は困ったものだが、いずれにせよ、(狭義の)デザインは両方を内在していないといけないのかも。さてこの本、通常、人の賢さを分離して形になってきたものが道具。あくまで従属なんだけど、これを逆さにしたのが、道具(!)が人をより高めてくれるということ。