ポイント・エコノミーを考える際のメモ

昨日、アキバにいて問題意識としてあるポイント・エコノミーの今後ってどうなんだろう?アキバの友人にその話題をぶつけてみる。以下、さらっとメモ。

  • 財務会計上はお客さんからの借金。

ポイントを経由した借金。ポイントカードで貯まっているポイントは、会計上はB/Sの「貸方の引当金」として処理。

  • 利息の付かない借金。値引き抑止の源泉

借金には利息が付くが、ポイントには利息が付かない。いわば無金利で金を借りられる。商品が売れれば売れるほど、無金利借金ができる。ただ、お客さんがポイントを行使すれば、返済することになる。

  • 倒産時は返還義務なし

会社が倒産した際は債権者に対して、資産売却で得たお金や資本金を出資比率に応じて分割するが、ポイントを持っていても債権者にはなれない。倒産した際はポイント分を返す義務がない。

  • その他

「ポイントで買い物するとポイントが帰ってこない」となると、「ポイント還元率が高いものをポイントで買うと、損する」という図式が成り立つ。人気商品はポイント還元率が高めに設定してある。そうなると人気商品はポイントを行使するより現金で買った方がいい。ただ、現金で買うと無金利借金ができる、ポイントを行使してもポイント還元の必要がない分店側はダブル・ウィナー。還元率を高くできる商品(仕入れが安い商品)は、現金で売ってもポイントを行使されても、店側にメリットがある。つまり、還元率を高くすればするほど、その商品でのポイント行使のメリットは薄くなる。