情に報いる

成分表示、賞味期限、生産期日、産地、それらは事実ではなく、ただの情報。人のちょっとした「まあいっか」という気持ちでどうにでもなる情報。情報社会とは、いつでもどこでも(事実とは限らない)情報を取れるという華々しい世界が本質ではなく、倫理社会という実は生臭い人間の正直さが試される社会以外の何物でないのかもしれない。そういうことを「白い恋人」は教えてくれている。