今への不安と未来への不安

地元で昔の生徒と飯を食べていて、「泣く」という話で感じたこと。『今いる自分に対する漠とした不安は「自分は一体誰なのか」ということが定まらないことから生まれる不安。将来への不安は、将来という不確かな世界に「どうしたら自分は対応していけるのか」ということが判らない不安。どちらも決して取り除くことができない。個人的には、人に成長という余地が本当にあるならば、今の自分が一体誰なのかという話をすることはあまり意味を持たないようにも思える。ただ、成長後のイメージは持っていることが前提ではある。いずれにせよ「不確かな世界の中の、不確かな自分」は常に是のものかもしれない。たった「一つ確実な安心」といえるものは誰にでも確実に起こる未来、いつかは土に戻るということ。』