Profesional Opinion

いつもの生地屋に秋冬の服をいくつか仕立てに行く。サンプルや遊び所を観ては、コーヒーを飲みながら、「あーだ、こーでもない、こーだ」と1時間、服を作り、いや練り上げるプロセスは創造心を掻き立てられて楽しい。それは自分にしか合わない服を作る、という我が儘な時間だからかもしれないが、それ以上に仕立て屋の「プロの知見」に触れることができるからだ。しかし、今回応対してくれた店員さん。なかなか自分のProfessional Opinionを披瀝しない。自分の好みがあるだろうと遠慮しているのか?店員さんのProfessional Opinionを求めてるんだ!「これどう思います?」となぜかこっちがコーチングして引き出しにかかる(仕事病か?)。だれしもが、「何かにうるさい」という面を持つ。それが職業に転化すれば、Professional Opinionに繋がっていく。ただ、長くやっているからという類のものではなく、「自分以外の誰かを活かす知見」たぶんそれがProfessional Opinionかもしれない。店員さん、後半はよく披瀝してくれた。さすがプロ。3週間後が楽しみ。