いまだ日本に残る過剰は?

現在の日本企業は、90年代の人・負債・在庫の過剰を乗り越えて結構強固な事業体質を持つに至ったが、市場の主戦場はすでに海外になっているため、どこにグローバル展開するのかによって業績への影響にも濃淡がある。この課題は今後も構造的なものになる。あと、個人的には日本市場に残っている過剰は、家計部門における人の肥大したライフスタイルのみかもと。そして、そのライフスタイルに修正を迫るのは今のところ環境のみ。ライフスタイルの修正で生まれる需要・無くなる需要あるのだろうけど、やはり、縮小する市場というのは純粋に攻めにくい。展望が悪い、とにかく。要は、人が減ったら増える需要を探すしかない、という単純な理屈ではあるのだが。