足下から頭上のエネルギーへ

「PV Japan 2008」視察に東京ビッグサイトまで。Photovoltaicとは太陽光発電。中核部品は投資力が物言う設備集約型製品の太陽電池セル(製造工程は液晶パネルに酷似)。日本はセル分野の技術開発力・生産量ともに世界トップクラス。技術は印刷技術がコア。太陽光発電システム市場は世界2位の規模ながら、住宅向けは「既に」縮小トレンドに。プレーヤーはシャープ、京セラ、三洋電機と関西企業が牽引。半導体・液晶と酷似したサプライチェーンを持ち、手離れの悪い事業である建設業界がエンドユーザーの窓口になる。そして業界はまだ成長の初期段階でありながら、インド、中国企業とのグローバル競争が始まっている(早くないか?)。システム一貫より最終的にはエルピーダ的なビジネスモデルが必要という勝手な仮説を持っている。そこにいつ転換するかという意志決定が肝か?粗々の仮説。いずれにせよこの業界は途方もなく大きくなるような気が。そして、新たな業界が生まれれば、消えていく業界が必ずあることも押さえておかないいけない。