覚悟

「~~~したらどうしよう」という台詞が頭を巡ることは多い。
上手くいかなかったらどうしよう。
断られたらどうしよう。
合格しなかったらどうしよう。
結婚できなかったらどうしよう。
怒られたらどうしよう。
大地震が来たらどうしよう。
病気になったらどうしよう。
倒産したらどうしよう。
損したらどうしよう。
リストラにあったらどうしよう。
嫌われたらどうしよう。
年金少なかったらどうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
実際どうしようもない事の方が多い。
そして、「~~~したらどうしよう」はそれ以上に多い。
あーしてもこうならない、ということが圧倒的に多いのではないか。
(あー考えたら、こう考える、というのがお仕事だけど・・・)
それは何となくだが生きている内に悟ることかもしれない。
いままでも、これからも。
それでもしつこくどうしよう。
「どうしよう」は生きている限りとどまることを知らない。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。



そして、「そのときはそうなのだ」という覚悟。
これは無知から来る楽観的な開き直りではないし、
無力感から来る後ろ向きなあきらめとも異なる。
覚悟。
日経ビジネス(9月29日号)の養老孟司氏の有訓無訓。

思うに、自分の全力の後にしか、覚悟という矜恃は来ないような気もする。
持とうと思って持てるものではないのも覚悟。
全力の後にしか来ないのなら、今やることは覚悟を持とうとすることではなく、
淡々と静かに全力を傾けること。
やっているつもりだが、まだまだ足りない。