別人になる

偶然、同じ日に見た2つの映画が一つの設定で繋がる。
「絶対の愛」と「シュリ」
韓国映画ということではなく、ともに別人になった女の主人公が出てくる。
一人は、彼氏に飽きられない自分を求めて整形によって「別人」になる。
もう一人は、潜伏する工作員として、身分を詐称して「別人」になる。
そして、別人になって2人とも「その別人として」大きなものを失う。
別人になった瞬間に、もとの自分を失う。
そして、別人になっても、なにかを失う。
二重の喪失。
ただし、これには但し書きがつく。
決して元の自分に戻れない「別人」なのだ、2人とも。