財界総理

財界総理が言った言葉(新聞から抜きだしなので前後の言葉が抜けていること前提)
「値引きをしないような方策を業界全体で考えないとマージンをとれない。販売価格を大手の小売業者にコントロールされており、新しい製品を出してもあっというまに値段が下がる。(中略)構造的な問題を皆が意識しないといけない。」

家電業界に自動車業界の慣行を当てはめて話してはいかんだろ、と。
小売が価格を握るのは、消費者が価格を握ったという、つまり供給過剰の経済ではなるべくしてなること。日本市場で過剰感がなくなっても、世界市場の過剰感は決してなくなることはない。それぐらい企業の供給力というのは過剰。
家電業界はサムスンやLGという超巨人が日本以外の海外市場、(インドでも!)で規模の経済を追いまくっている。なんでインドでサムスンとLGの家電がいつのまに馬鹿売れしているんだ?GEやWhirlpoolの時代はもう終わったんか?という新しい局面が。つまり行ってみたら「もうそこに韓国がいた」という状態。
BRICSを研究するのは市場の観点から見て大切だが、もっとサムスンとLGを競合の観点で研究しないと。