仕事と遊びの間にある境界〜とある遊園地にて

世間一般の解釈では仕事がオン、その他の活動はオフである。がこれは一面的な見方で、何かのスイッチをたとえたものから来たものだ。その何かはまさに機械。人の生活を機械にたとえると、仕事はオンになり、その他の活動がオフになる。よく考えれば怖い。なぜなら、機械ではオンが善であり、オフはそうでないからである。
しかし、一方でいろんな情報は、完全にオフになることを許してくれない。完全にオフになってしまうことがそうない。具体的に言うと、オンの問題意識がオフに持ち込まれて、いや正確には自動的に待機モードになっていて、完全にオフになっていない。オフの中にオンの問題意識と直結するような現場や現象を見ると、その待機モードから作動モードに入る。メモを取り出す、思ったことを書き残す。もう完全にオンとして作動している。
オフィスにいるときがオン、オフィスにいないときがオフ。しかしオフィスにいなくても仕事などはできるし、仕事のことを考えてしまうといる場所というのは関係なくなってくる。つまり仕事をしているという現象を境界線で仕切るというのはちょっと無理。オフとかオンとかいう二分法は、もうその時間帯に給料が支払われているのかどうかだけでしか通用しないように思える。