偏西風とつむじかせ

  • 「偏西風」はその中にいる時は認識しづらい

世の潮流、大きな、かつ、もう戻りようもない流れはまさに偏西風。これにはジャンボジェット機も影響を受ける。しかし、つむじ風は、一時の、発熱のような、小さな、しかしかなり突然やってくる流れ。これは大きな影響を与えない。その時をしのぐしかない。
以下は御立氏による「偏西風」のお話。

しかしインドとの関係のいかんによらず、人口減少に悩む日本企業は多文化マネジメントという課題を克服していかなければならない。企業活動がグローバル化する中で、どうやって言葉の壁を越えてグローバル人材を活用するか。どのように新しい時代の「あうん」の仕組み(オープンなコラボレーション)を作り上げ ていくか。この課題は、グローバルな経営チームの組成・運営から、製造現場での多文化マネジメントまで、広い範囲で発生している。

多文化を噛み砕くと、男女間・世代間・異文化間の3つに大きく収斂される。どれも、決して日本企業が得意としているものではない。しかし、やらないとまずいということなのだろう。

  • 知識について考える基本的な学問は哲学です〜保存版かも?「プレジデント07.1.15号」

歴史・古典入門の特集。近年になく素晴らしくまとまっている。
ここにある書物を読める30代はそういないと思う。特に、野中郁次郎氏の哲学、のところは要保存。
真実とは何か、を探る認識論と人間はどう生きるべきか、を問う人間の存在論に分かれる、と。

認識論では、
西田幾多郎の「善の研究」の純粋経験(直感による経験)
プラトンの「パイドン」のイデア(あるべき世界のこと)
デカルトの「方法序説」の科学の方法論(コンサル業界の手法)
毛沢東の「実践論」(徹底した現場実践主義)

経営の根幹をなす4つの思想がこの4つに集約されている。
④は読んでいないの来年の課題やな。

  • 部の忘年会

今年は、忘れてはいけないことがたくさんあった。だから自分の中では、「記年会」。
さてさて、今日は仕事納め。来年は、無重力空間へ。
今年を乗り越えたのも、まさに「色即是空・空即是色」のおかげだ。色、つまり過去の集積としての「私自身」は、すなわち、「無常のうちに変化する」。「今の私」は、明日になれば、もう「今の私」ではない。それほど、変化は速い。(肯定できないから、否定するというのも変な話では有るが)今は、次の瞬間にはもう今ではない。だから、事態は必ず変わる。(ただ、それが自分にとっていい方向どうか、まではわからないが・・・)