仏教という座り心地よさ

国民の95%が「この国の将来は明るい」と思うベトナムとほとんどの国民が国王を支持するタイで共通するのは、日々の喧騒とは別の次元に在る「なんとも言えない安定感」。それは2国の多数派を占める仏教のおかげなのか?(きっとそれだけではないのだろうが)というのは先日バンコクでこういう会話があった。
私:「なぜ国王はそれほどまでに国民に愛されているのか?」
某女史の答え:「それはタイがいい国だから」(タイの社会の状態がいいことという意味で)
私:「!」
決して、国王の人格とかに言及しない。要素還元的になると、「国王」にのみ言及される。だが、仏教は違う。全体感なのだ。